2012'01.07 (Sat)
父の愛
昨年の後半から「父親をクリーニングしなさい」という声が何度も聞こえていました。
私は、その声に気づきながらも無視していましたが、ついにお金に関するクリーニングすべき大きな事件が10月の新月の頃に起こり、もはや待ったなしの状態になっていたのです。
新年を迎え、1月5日からハワイ島へ行く予定がキャンセルとなって、ぽっかりと時間が空いた私は、昨日改めての父のことに向き合うことにいたしました。
父は、成功した会社の2代目の経営者で、大変な資産家でした。
私が小学校5年生の時に、父は、自らデザインした街一番の大きな屋敷を建て、私たち家族はそこに引っ越しをしました。
父の自慢の大きな家に引っ越しして、何ヶ月か経ったある日の夕方のことです。
玄関のチャイムが鳴り、私がドアを開けると、スポーツ刈りの頭をして、グレーのジャージを着た中学生の男の子がドアの前に立っていました。
新聞配達の少年が集金に来たのです。
父は、毎日5時15分頃になると家に帰って来て、2階へ登って濃紺の浴衣に着替えます。
「お父さん、新聞の集金だよ」と私が1階から叫ぶと、父が浴衣の帯を締めながら階段を降りて来ました。
玄関で少年に応対した父は、笑い顔ひとつ見せずに、少年にこう言ったのです。「先週の木曜日に夕刊が入っていなかった。だからその分の代金30円を差し引いて払う」
「そんなこと僕に言われても困ります。僕はただ集金に来ただけなんです。ちゃんと払ってください」と少年は泣きそうな顔で父に言います。
「ダメだ。入っていなかったものは払えない。そう言えば、その前の週も入ってなかった。そんなことを言うんだったら、2回分の60円を引いて払うぞ」父はさらに冷たく少年に言います。
「そんなの困ります。だったら、もう、自分で払います」と少年は言って、自分のポケットから30円を取り出すと、それを父から渡されたお金に足して集金袋の中に入れたのです。
少年の目からみるみる涙が溢れだし、玄関のドアをパタンと閉めて、逃げるように少年は、走って帰って行きました。
私は、その少年が泣きながら帰って行く後ろ姿を見てこう思いました。
「お金ってなんて汚いのだろう」
「お金は人を不幸にするものだ」
そして「父のような大人には絶対にならないぞ」と心に決めたのでした。
それから、十数年の月日が流れ、私は24歳となり、大学を卒業して大手銀行に就職しました。
その年の春に、父は、59歳の若さで腎臓癌で亡くなり、私は24歳で父の後を継いで、会社の社長となったのです。
しかしながら、私は、父と正反対の性格になってしまいました。
父は、真面目で慎重な倹約家でした。私は、冗談が好きな冒険好きの浪費家です。
小学校5年生の時に、無意識に、心の底で感じたこと、決意したことが文字通り現実化したのです。
「お金は汚ない」「お金は人を不幸にする」という思いから、私は、無意識のうちに、お金を持っていられなくなってしまいました。つまり、お金を貯金することが全くできない人間になってしまったのです。
お金はすべて使ってしまわないと、つまり浪費してしまわないとどうしても気がすまないのです。そして、友人はもちろんのこと他人にわけもなくご馳走をしたり、無理をして多額の寄付をしたりすることを好むようになったのです。
父が亡くなったときに、父は私に10億円という遺産を残してくれたのですが、わずか5年でその遺産をすべて使い果たしてしまいます。それどころか、今度は反対に借金がどんどんと膨らんでいったのです。
お金に対するブロックは、この小学校5年生の時の記憶の再生が原因だったのです。
30歳の時に自己啓発セミナーを受けて、この記憶が私のお金のブロックの原因だと気づき、借金の金額はそこで止まりましたが、借金はすでに10億円を超えていました。(まだ数億円の借金が残っています)
ホ・オポノポノを知ってから、ずっと父の記憶のクリーニングを続けてますが、そのおかげでしょう、借金は劇的に減少をしています。
しかし、まだまだ完了できていないという自分がいました。
そして、昨日、仏壇に手を合わせて、父のクリーニングをしていた時に、40年前の父の愛が伝わって来たのです。
「政実。俺は、お前にお金の大切さを教えたかったんだよ。だから、敢えてああいうことをお前の目の前でしたんだよ」
「あの少年には、厳しいかもしれないが、社会のルールというものを伝えたかったんだ」
父の心は、小学校5年生の私には伝わりませんでした。
しかし、52歳の私に、今、伝わったのです。
父が悪かったわけではありません。
私が悪かったわけでもありません。
ましてや、あの少年が悪かったわけでもありません。
すべての物事は、完璧なタイミングで伝わるのです。
今の私に、父の心を受けとめる準備が出来たので、伝わったのです。
父の愛を受けとめるのに、40年以上の歳月がかかりました。
でも、それも地球の長い歴史の中で見れば、瞬きするような時間です。
お金の大切さ、身に染みて、よくわかりました。
ずっと「父を乗り越えよう、乗り越えよう」としていました。
もっと「父の上に行こう、上に行こう」としていました。
父との比較ばかりをしていた自分がいました。
そんな必要はないんですよね。
父は父。
わたしはわたし。
偉大な父でした。
経営の天才でした。
お父さん、ありがとう。
愛しています。
私は、偉大なお父さんの子です。
そして、わたしはわたしです。
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2012'01.05 (Thu)
ドアが開かない!
去年の10月の話です。
私は、新しく引っ越ししたナチュラルボーンの西新宿のオフィスで、ミーティングをしていました。

ミーティングが終わり、時計を見ると、午後8時15分を過ぎたところでした。
食事をしようということになり、まだ、周辺の地理にも不案内なことから、近くのマクドナルドに行くことにいたしました。
食事とおしゃべりが終わって、本当の解散です。
時刻は10時になろうとしていました。
みんなと別れて、家内に「帰るよ」と電話しようと思ったのですが、携帯電話が見つかりません。
あっ、そうだ。
オフィスに忘れて来たんだ!
そう思って、オフィスのあるマンションに戻り、1階の玄関から入ろうとすると自動ドアが開きません。
あれ、どうしてなんだろう?
何度も自動ドアの前に立ちますが、ドアは開きません。
そう言うえば、スタッフが「夜はオートロックになりますから注意してください」と言っていたことを想い出したのです。
私は、その時スタッフにオートロックの解除の番号を尋ねることをしなかったので、オートロックの番号がわかりません。
スタッフに電話をしようと思いましたが、携帯電話の番号を想い出すことができません。
今は、誰でもそうだと思いますが、電話番号は、携帯電話のアドレス帳に記憶させているので、個々の携帯の番号を覚えている人はまずいないでしょう。
誰か偶然にオフィスのあるマンションに入らないかと思ったのですが、そんな気配は全くありません。
実は、オフィスのあるマンションは、とても小さなマンションで、1フロアーに4部屋しかないのです。
また、西新宿という場所柄、オフィスにしている人も多く、実際に住んでいる人はそんなにいないのです。また、時間も夜の10時ということで、出入り自体が少なくなる時間帯になっています。
そういう偶然に頼るのは、とても難しく思われたのです。
とにかく、家に電話しようと思い、やっとの思いで公衆電話を見つけ、家に電話をしましたが、誰も出ません。そう言えば、家の固定電話が壊れていたことを思いだしました。
そこで、今度は、家内の携帯にかけようと思いましたが、やはり番号がわかりません。それも断念することに・・・。
私は、仕方なく、マンションの入り口にトボトボと戻って来たのです。
そこで、ふっと想い出したのです。
そうだ!
ホ・オポノポノをするのを忘れてた!
そこで、私は、クリーニングをしたのです。
そして、しばらく辺りの様子を見ていました。
「もし、これで偶然に人が入って来たら、それはもう“奇跡”だな!」と、私は1人で笑っていました。
すると、30秒もしないうちに、レインコートを来た1人の女性が疲れた感じで、キャリーケースを引きながら大きな道路を曲がって来るのが見えたのです。
旅行帰りでしょうか。
疲れた感じからすると、時差のある海外旅行かしら・・・。
そんな想像を、私はしていました。
この人がまさかこのマンションに入るわけはないよね・・・
そんな上手い話はあるわけがないよなあ。
まさかね・・・。
そう思っていると、彼女は私の前を通り過ぎ、なんと、そのマンションに続く階段を登って行くではありませんか!
私は、慌ててその階段に駆け寄り、彼女の後ろから、マンションに入って行ったのです。
“奇跡”は起こるものなのですね・・・
自分でも信じられない、“摩訶不思議な”出来事でした。
もちろん、翌日、私はスタッフに尋ねて、オートロックの番号を手帳に書き留めたのは言うまでもありません。
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2012'01.03 (Tue)
2012年のメッセージ
あけまして、おめでとうございます!!
元旦に、私が受け取った2012年のメッセージです。
自分を愛しなさい。
自分と繋がり、自分の声を聴きなさい。
そうすれば、何をすべきかわかるはずです。
あなたの魂が人生を導いてくれるのです。
何も恐れる必要はありません。
自分を愛すれば、すべてがうまくいくのです。
今年も、それぞれの立場で、それぞれの場所で、クリーニングを続けて参りましょう!
今年もよろしくお願いいたします!!
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