2011'09.18 (Sun)
河合家の夏休み2011
さて、ちょっと話は遡りますが、8月2日(火)~4日(木)まで、夏休みをとりました。
元々は、家族4人で高知へ旅行に行こうということだったのですが、長女が社会人になったばかりで休みを合わせることができず・・・、高2の長男が学校の合宿で行かれなくなり・・・、ということで、家内と2人で高知へ旅行に行くことになりました。
目指すは、去年11月の土佐清水講演会で、すっかり気に入った足摺岬近くの温泉リゾート「海癒」です。
しかし、火曜日が肝心の源泉を薪で焚くお風呂が休みということで、2連泊を断念し、他の温泉宿を探すことにいたしました。
そこで、想い出したのが、高知講演会のコーディネーターのかっちんと日帰り入浴に行った高知市の北のはずれにある、土佐山温泉の「オーベルジュ土佐山」です。
結構人気な宿で、県外からの宿泊客が多いと聞いていたので、2週間ほど前で夏休みの予約ができるか心配だったのですが、「一休.com」で1部屋だけ空いていて、うまく予約することができました。
8月2日は、早朝に羽田を発ち、9時前には高知空港に到着いたしました。
すぐにレンタカーで、高知県の東のはずれの室戸岬へ向かいました。
室戸岬には、弘法大師が修行中の住居としていた御厨人窟(みくろど)と、難行を重ねたと伝えられる神明窟(しんめいくつ)の二つの洞窟が国道55号線沿いに並んであり、「そこに行きなさい」という声が聞こえたのです。
室戸岬まで、高知空港から車で約2時間かかりました。
目的地である室戸岬の御厨人窟近くに着いたところで、景色のいい海を見よう思い、車を降りたところが、灌頂ヶ浜という磯浜でした。全くの偶然でしたが、実は、そこが弘法大師ゆかりの地だったのです。

※灌頂(かんじょう)
主に密教で行う、頭頂に水を灌ぎ、正統な継承者とする為の儀式。弘法大師は19歳を過ぎた頃から山林での修行に入り、御厨人窟で修行をしている時、口に明星が飛び込んできて悟りを開いたという。そして、この室戸岬の灌頂ヶ浜で正当な継承者となるための儀式である灌頂の会式を行った。
波の荒々しい磯浜ですが、心が洗われるような清らかな浜辺で、弘法大師がこの地で灌頂の会式を行うのもうなずけます。
そして、いよいよ目的地の御厨人窟(みくろど)と神明窟(しんめいくつ)へと向います。

御厨人窟

神明窟
御厨人窟は平安時代初期、当時青年であった弘法大師がこの洞窟に居住したと伝えられている。この洞窟から見える風景は空と海のみで、ここから「空海」の法名を得たとされる。 また、神明窟で難行を積んだと伝えられる。難行の最中に明星が口に飛び込み、この時に悟りが開けたと伝えられている。
御厨人窟と神明窟の参拝を終え、せっかく室戸岬まで来たのだからと、灯台へ行くことにいたしました。

そして、今度は一挙に高知市へと向い、ポノラーの今井知子さんのオーガニックカフェのロハスで昼食をとることにいたしました。と言っても着いたのがもう3時近くでした。
相変わらず、クリーニングの行き届いた空間で、とても気持ちのいいカフェで美味しいオーガニックのランチをいただきました。聞けば、不定期営業で、1カ月のうちに2週間しか営業しないとのこと。事前に予約したわけでなく、いつも入れるのはどういうことなのでしょうか。
そして、今日の宿泊地であるオーベルジュ土佐山へと向いました。


静かな里山の中に佇む1軒宿で、大人の隠れ家のような創作和食のオーベルジュですが、「何もしない贅沢を楽しむ」ことをコンセプトにしているので、部屋には時計やテレビがありません。

離れと本館を結ぶ吊り橋

2人で102歳のカップルです(笑)
温泉には、露天風呂があり、土佐山の大自然を堪能できます。頭の真上の緑の楓を見ながらの露天風呂は最高の気分です。
料理は、オーガニックの創作和食料理で、本当に美味しかったです。
このオーベルジュ土佐山に高知県の講演会のコーディネーターをずっとしてくれていたかっちんが尋ねてくれました。僕と出会ってから、合計5回の講演会やセミナーを開催してくれたのですが、その間の想い出の写真をアルバムにしてプレゼントをしてくれました。
かっちん、素敵なプレゼントをありがとう!
僕の宝物です。
さて、翌日は、一路、高知の西のはずれ足摺岬近くの温泉リゾート「海癒」へ向かいます。
かっちん曰く「たった2泊で、高知の東のばすれ、北のはずれ、西のはずれへ行く人はいませんよ。高知人でもしない」と笑われたぐらいですが、愛する家内に高知の素晴らしさを知って欲しくて、運転も苦になりませんでした。
途中かっちんおススメのお結びと卵焼きを買って、車中で食べて、2時前には、大岐の浜「海癒」に到着して、オーナーのミツさんと奥さま、そして2人の子供たちと再会することができました。

ここの素晴らしいさの第一はなんと言ってもお風呂です。
源泉のお湯をさらに薪で温めて沸かしているんです。
薪の香りが染み込んだお湯が身体を奥底まで癒してくれるのです。
それをかけ流しにするという贅沢さです。

低温の岩盤浴と、芝生の庭と海が見える縁側も素敵ですが、今回私がはまったのは水風呂でした。今まで入らなかったのですが、「天然水」という表示に惹かれて試しに入ったところ、もうやみつきになりました。天然水に触れて、身体中の細胞が喜んでいる感じがしたのです。
薪で焚いた源泉かけ流しのお風呂→低温岩盤浴→天然水の水風呂→沸かした麦茶を飲みながら縁側でくつろぐ。このパターンで3時間もお風呂に入っていました。
家内も同じように3時間を過ごしたらしく大喜びでした。
夕食は、料理上手な奥さまが料理した、地産地消のオーガニックの大皿料理(ミツさん曰く『誰が作っているか顔までわかるのがほとんど』)を、宿泊客全員で大きなテープルを囲んで食べます。
今回は、知らない人を第一印象だけで、他人が紹介をするという面白い試みをミツさんが提案し、みんなで夕食を楽しみました。

私のお気に入りの511号室(『名前はジャック』だそうです)

511号室から眺めた早朝の景色

早朝の大岐の浜
さて、翌朝、美味しい朝食をいただいていると、ミツさんが「秘密の川でシュノ―ケリングしませんか?」と言うのです。前日は、大岐の浜の岩場で魚たちを見て楽しんでいたので、意外に思いましたが、お誘いを受けて行ってみることにいたしました。

一体どうやってミツさんはこの場所を発見したのでしょう。
誰もいない静かな川をシュノ―ケリングをしながら上流へと向います。
途中のポイントでは、小魚がたくさん泳いでいるのが見えます。
そして、突然水深が深くなり(ミツさんの話では水深8メートル)、巨大な鯉の群れが泳いでいるのです。
(残念なことに近視の私には裸眼だったので見えませんでしたが、家内は2回も鯉の群れを見たそうです)

鯉が見えなくて後ろ髪が惹かれる思いでしたが、帰りの飛行機の時間もあるので、川を後にいたしました。
さて、この話には後日談があります。
横浜に戻って来てから2日後のことです。
いつものように朝の散歩に出かけました。
いつもは浅間神社を経由して、浅間台という丘に登って行くコースを散歩するのですが、その日は「港方面に歩きなさい」という声がしました。
じはらく港の方へ歩いて行くと、帷子川という川があり、橋がかかっています。その橋を渡っていると、橋の右側の川で、何か黒い影が動くのが見えたのです。
何だろうと欄干から覗き込むと、なんと70センチはあろうかという巨大な鯉が2匹悠々と泳いでいるではありませんか。
私の眼の錯覚かもしれませんが、鯉が微笑んでいるように見えたのです。
高知の川の鯉から横浜の川の鯉へ連絡があったのでしょうか。
「とんとんに姿を見せてやれ」と・・・。
I'm sorry. Please forgive me. Thank you. I love you.
ごめんなさい。
許してください。
ありがとうございます。
愛しています。

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